最近の離婚事案について思う件
先週はブログ投稿する余裕がちょっとありましたが、その後また忙しくしておりました。
元々の予定に加えて、この時期は新件のご依頼も増える時期ですし、元々の事案でも様々な展開があったりして、なかなか予定通りにはいかないものです。
でも、せっかく再開したので、また少しずつ情報発信していきたいと思っております。
このところ数年の傾向として、離婚事案は確実に増加の一途をたどっています。
当方へご依頼をいただく方の7~8割くらいは女性です。
そういう代理人目線で個人的に思うのは、年々財産分与と慰謝料を巡る争いが激化しているな、ということです。
お子さんの親権や養育費でもめるというのは昔からですが、お子さんのいない夫婦でもなかなか簡単にはいかない、ということが増えたと思います。
そういう傾向に至っている理由はきっといろいろあるのだろうと思いますが、個人的には、「お金持ちの男性が出し渋る傾向が強まった」からではないかと思います。
女性の方も、男性がお金持ちでなければ、結構割り切りが早いことが多いですよね。
もめるのは、大体男性がお金持ちの場合です。
男性側も、先行き不透明な現代ですから、出すお金は1円でも少なくしたい、と思うのでしょう。
もちろんそういう男性側の気持ちも理解しますし、正当な主張はあって然るべきです。
が、あまりにも見苦しい言い訳はやめていただきたい、別れ際こそ男気を見せてほしい、と思うことが多いのも事実です。
そういう男性を配偶者に持つ女性の方は、離婚を決意され、かつ話し合いでの解決の目処が立たないと思ったら、出来るだけ早い段階で弁護士に依頼すべきだと思います。
不毛な話し合いを続けても解決にはなりませんし、かえって無駄に傷つけ合うだけということがほとんどだと思います。
お子さんがいらっしゃる場合は、両親が罵り合う醜い場面だけを見せつけてしまうことにもなりません。
場合によっては暴力的な結果を生じ、警察沙汰になることもあり得ます。
婚姻生活を通じて形成した財産について、ご自分の正当な権利は主張すべきです。
お子さんがいらっしゃる場合は、お子さんの将来のためにも、なおさらきっちり財産や養育費を確保すべきです。
お悩みの方はぜひご一報下さい。
ではまた!