みちのく裁判員劇場?
今週頭からまた忙しくなりました。
かなりの寝不足です。
今も気を抜くとすっと寝てしまいそうです。
ので、今日は手短に。
今日の気になった記事はこれだ!
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被告に「むかつくんですよ」=強姦事件、裁判員が詰問-仙台地裁
仙台地裁で開かれている強姦(ごうかん)致傷事件の裁判員裁判で19日、裁判員が被告人質問で「むかつくんですよ」と語気を強め、裁判長が止めに入る場面があった。
裁判員は被告人質問でまず、結城一彦被告(39)に「二度と繰り返さないのか」と質問。同被告が「はい」と言うと、「どのくらいですか」と畳み掛けた。
同被告が答えられずにいると、裁判員は「即答できませんか」と再度尋ねた上で、「聞いていると当たり前の答えしか返ってこない」「(暴行の際に首を絞めたのは)両手とか片手とか関係ない。むかつくんですよ」と語気を強めた。
川本清巌裁判長が「そのあたりで」と止めに入り、裁判員からの質問は終了した。
同被告は2008年10月、宮城県内で、女子高生に暴行したとして強姦致傷罪で起訴された。(2009/11/19-13:40)
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記事内容が正しいなら、これって明らかにシロウト裁判の弊害ですよね。
裁判員であるべき人が、裁判員たるべき機能を果たしてません。
もちろん被告人は厳しく罰せられるべきですが、ちょっとこの裁判員の質問はひどすぎます。
ためしに上の記事の通りのやりとりを再現してみましょう。
裁判員「二度と繰り返さないのか」
被告人「はい」
裁判員「どのくらいですか」
被告人「・・・?」
裁判員「聞いていると当たり前の答えしか返ってこない」
被告人「・・・」
裁判員「両手とか片手とか関係ない。むかつくんですよ」
裁判官「まあまあそのあたりで…」
申し訳ないけど、この裁判員はちょっとレベル低すぎです。
犯罪許すまじっていうスピリットは別に構いませんが、完全に空回りですよね。
まず「どのくらいですか」って、どういう意図の質問なんでしょうね。
どんな答えを返せばいいんでしょう。
私だって答えられませんよ。
日本語的には、イッコーさんの「どんだけ~?」と同じですよね。
たぶん私なら、「質問の意味が分かりませんが」と返すでしょうけど、裁判官+裁判員ゾロゾロに見下ろされた被告人には、なかなかそういう余裕はないんでしょうね。
「聞いていると当たり前の答えしか返ってこない」も意味不明です。
当たり前の答えじゃいけないんでしょうか?
レイプ野郎に何を期待しているんでしょうか?
そんな気の利いたこと言えるセンスがあれば、こんな犯罪に手を染めてませんて。
当たり前の答えが返ってくるだけマシかもですよ。
大体この裁判員も、お茶の間のおばちゃんと大差ないことしか言えてませんが。
尋問のプロから言わせれば、当たり前の答えしか返ってこないのは、気の利かない質問をしてるからです。
「むかつくんですよ」に至ってはもう末期症状ですね。
あんたは中坊か!w
あんたがここで怒りを放っても何の役にも立たないし、むしろ害悪なんですが。
裁判官もさぞいたたまれなかったことでしょう。
弁護士もレベルガタ落ちですが、裁判員の水準もおそるべしですね。
笑いを狙ってやってるんならそれなりのレベルかもですけどね。
というか、これをさらっとネットに流した時事ドットコムのライターのセンスが一番イカしてるのかも。w
ではまた。